十五夜の団子にお供えするものって?団子はどう並べる?【お月見】

こんにちは、スギハラです。

今回は、十五夜でお供えするお団子の供え方や見方について紹介します。

ただ、最初に伝えておきたいのは、

お月見は自由度の高い行事

だということです!
どういうことかというと、供え物・供え方などには諸説あります。1つじゃないのです。
さらに、お供え物に至っては、地域性がめちゃめちゃに出ます!

(詳しくはこちら)

そのため、こうしなきゃダメ!なんて固いものはあんまりなくて、最低限のことさえわかっていればその中で自由に楽しむのが正解といえます。

なので、いろいろご紹介しますがその中で自己流をたくさん出して楽しんでほしいなと思います!

 

十五夜にお供えする物とは?

ということで、まずは必要なものから紹介していきます!

月見団子・秋の収穫物

これは、どちらかがあれば大丈夫です!
両方あった方が、雰囲気はでますけども。

でもまぁ、どちらが優先かって言ったらお団子じゃないですかね。だって、月見してるって実感ありますし!

お団子の数についてですが、これは諸説あります。

  • 「十五」夜だから15個
  • 一年に満月は12回なので12個
  • 大陰暦ではうるう年に13回満月になるので13個
  • 「十五」だけど簡略化して5個

などなど・・

なんで秋の収穫物が必要なのか、太陰暦と月見との関係などについては詳しくコチラに記載しています!

まぁ、お好きなものをお選びください、といったところですね!

すすき

続いては、すすきです。
これも、イメージとして根強いですね!

すすきはざっくり言うと、

  • 稲穂に見た目が似ている

という理由で、お供えされています。

主婦〇

ざっくりじゃなくてちゃんと理由が知りたい!

という人は、こちらの記事をどうぞ!

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三宝(と白い紙)

????

という人もいると思います。三宝とはずばり、団子の下の器のことです!

いろいろ調べていたんですが、どうやらこれ「三宝」と「三方」という2つのものがあるようでして。

「三方」は、白木(削っただけのなにも塗っていない木)を使ったものを指し、「三宝」は塗り物のことを指すそうです。

「三方」は神事に使われて、「三宝」は仏事に使われるそうです。

お月見(中秋の名月)は、「神事」に当たるので、厳密にいうと「三方」がベストチョイスということになりますね。

ただ、「三方」はもちろん「三宝」もないご家庭の方が今どき多いと思います。

そんなご家庭は、普通のお皿で大丈夫です!

お皿に白い紙を載せて、その上にお供えしましょう!

白い紙は、半紙や、てんぷらの敷紙などで大丈夫です!

・・続けて、

主婦×

どう供えたらいいの?

という人に向けて、これらのお供えのやり方をご紹介します!

これらのお供え方法

三宝(器)へのお団子の載せ方

まずは、お団子の載せ方からです!

先ほど、15個・13個・12個・5個という説をご紹介したので、それぞれについて説明します!

ちなみに、この載せ方をするのはまんまるの白いお団子の時のみです!

地域ごとに違う種類のものをお供えするときは関係ありません!

(地域別の月見団子のまとめはコチラ!)

15個の時

下から順に、9・4・2個と並べます!

9個は3×3、4個は2×2です!

こちらの写真をご覧ください!

イメージしにくいかもしれませんが、こんな感じになります!
下の2段が9個・4個となっていて、うさぎが最上段の2個を持っている、という感じです!

で、ここからは細かいお話です。

最上段の2個をならべると、縦向きと横向きができてしまいます。

どっち向きがいいかというと、月に向かって縦向きです!

このイラストにようになりますね。もし、このイラストで横向きにしたら、最上段に2つ団子が見えるようになります。

縦向きがおすすめな理由は、並べ方について縦向きは「神事」向け、横向きは「仏事」向けとされているからです。先ほども説明しましたが、十五夜は「神事」でしたね。

まぁ、スギハラ的にはそれ以上に単純に月と一緒に写真撮るとき見栄えがいいから!なんですけど!

13個の時

このときは、下から9個・4個で並べます!

2段編成ですね。

3段にしたい!という時は、1番下の段から1個持ってきてくださいw

12個のとき

この場合は、下から、9個・3個です!

ですが、3段がいい・・という人は、先ほどと同じく下段から1つ移動させてください!

5個の時

この場合、下から4個・1個です!

2段でいい感じの見栄えになりますよ。

さすがにこれで3段がいい・・って人はいないと思いますがw

続いて、家のどこに置けばいいのか、についてご紹介します!

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お団子や三宝を置く場所

これは、2通りあります!

  • 月から見える場所
  • 床の間(畳部屋で、畳より少しだけ高くなっている場所)

のどちらかです!

ですが、いい場所がなければお好みの場所で構いません!

置き方

すすきや秋の収穫物なども用意した場合のお話です!

これは、月から見て
・左側にすすきや野菜など(自然の物)を、
・右側にお団子(人工の物)を置くとよいです!

なぜかというと、昔の日本は左上位(左の方が優先順位が高い)だからです!

じゃあ、なぜ自然物が優先なのかというのは・・

こちらの記事をご覧ください!

「中秋の名月」という行事でお団子よりも優先される理由がわかります!

これで、準備は完了ですね!あとはお月見を楽しみましょう!

お供えした後は?

お供え物は食べてしまって構いません!!

むしろ、食べたほうが縁起がいいくらいです。「月見どろぼう」なんて風習があるくらいですから。

月見どろぼうとは、月見の日は、ほかの家の食べ物を食べてもいい、という風習です!

ハロウィンじゃないですけど、子どもたちがいろんな家の食べ物を食べるんですね。

子どもたちに食べられてお団子がなくなると、縁起がいいそうな。

もし余ってしまったら・・

こちらの記事を参考にしてください!

まとめ

はい!というわけで、今回は大きく

  • 十五夜にお供えする物
  • お供えする方法

についてご紹介しました!

ちゃんとやろうと思うと結構細かいんですね。それだけお月見が日本の伝統的な行事・習慣だということですね!

できる範囲で、お月見を楽しんでもらえたらいいなと思います!

では、今回はこのあたりで!ご拝読いただきありがとうございました!

こちらも、ご覧いただくともっとお月見に詳しくなれます!

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