こんにちは、スギハラです。
今回は、月見団子の関東・関西の違いについて紹介していきます。
お月見といえば、月
月見バーガー!!
あぁ、それも正解ですね。おいしいですよね、あいつ。
でも今回はちがいます!月見団子です!
ところで、この画像を見て、違和感を抱いた人もいるんじゃないですか?
そう。実は、この団子は、全国共通ではないのです。
衝撃ですね。一体なにはちがうのか。
早速見ていきましょう。まずは関東です!
(その他の月見・十五夜のお食事はコチラ!)
関東の月見団子
まずは、関東の月見団子です。こちら。
はい。絵にかいたような月見団子ですね!
ちなみにこちらはフィギュアだそうです。スゴい。
- 形はまんまる(満月をイメージ!)
- 真っ白で味付けも特にしないものと、中にあんこを入れるものがある
- 積み上げて盛る
といった特徴があります!
ちなみに、あんこがないと、見た目通り味がほぼありませんw
そのため、食べるときはみたらしなどを用意してつけたりして食べます!
これが関東限定なら、「じゃあいったい関西の月見団子ってどんななの?」って話ですね。見ていきましょう!
関西の月見団子
こちらが、関西で主流の月見団子になります!
!!?!
関東圏の人は、衝撃的じゃないですか?
逆に、関西の人は、「あぁこいつね」って人が多いんじゃないでしょうか!
この関西月見団子の特徴は、
- 楕円っぽい形(紡錘形というそうです!)
- 団子に、こし餡が巻き付けられている
- 盛り付けは、平面に並べる
です!
なぜこのような形なのかというと、
芋をイメージして作っているからだそうです!
そして、なんで芋イメージなのかというと、
お月見は、豊作を祈る行事であり、関西では当時里芋が作物の象徴だった、という歴史があるからだそうです!
中秋の名月(旧暦の8月15日)は別名「芋名月」なんて呼ばれてるらしいですからね。そりゃあ、芋になるわけだ。イモい。
関西風の月見団子を食べてみたいそこのあなたにオススメ!
9/24までの注文なら、うさぎのデザインがありますよ!
・・でですよ。なんとですよ。
関東・関西だけが違うわけじゃあないんですよね、月見団子。調べてみたら、驚くほど地域性の出る食べ物だということが判明しました!
というわけで、地域ごとの月見団子をドンドン消化していきたいと思います!
日本各地の月見団子たち!
名古屋
まず1発目は名古屋です。
百聞は一見に如かず。ご覧ください。
な ん じ ゃ こ り ゃ
大阪生まれ東京育ちのスギハラから言わせると、もうよくわからないですね。
月見の要素はどこへ行ったのか。
どうやら、こちらも里芋を意識した結果だそうです!
- 形は細長く、しずく型と呼ばれる
- 色は、白、ピンク、茶
- 原料は米粉、黒糖などでういろうと同じ
- ↑で作られているので、しっかり甘い。すあまのような味
といった特徴があります。
ちなみに、お見せした写真は人によってはちょっとショッキングかもしれないんですけど、
「名古屋 月見団子」で検索すればきれいな名古屋月見が出てきます!
(当ブログでは写真は著作権の関係で用意できませんでした。ごめんなさい!)
安心してください!
静岡の月見団子
だんだんマニアックになってきましたねぇ。
へこんで・・いる・・?
へこんでいます。
こちらは、静岡県を中心として作られています。へそ餅ともいうみたいですね。
あれれ、「団子」どこいった?
- 真ん中のへこみに餡を添えて食べる
- 団子の味は関東・関西のそれと近い
- 緑色のものもある
特徴はこういったところですね。
なんでこんな形になったのか調べてみたところ、コチラのサイトに恐らく有力な説が書かれていました。
その由来は、徳川家康が幼少時代、今川氏の人質として駿府城にいた時、三河からの付き人が元気に丈夫育つようにとの思いから、餅に「へそ」を作り、そこにあんを添えて食べさせたのが初めだと伝えられています。
へそと健康の関係性は謎ですが、思いやりがこもっているんですね!
和歌山の月見団子
和歌山では、きな粉餅と呼ばれる、きな粉をまぶした団子が有名です。
スギハラも大阪に住んでいた頃食べたことあるんですが、おいしかったです!やっぱ、きな粉っていいですよね。
そして、そんなきな粉を、月見団子にもかけてしまう地域があるようです!
なんとも・・県民性がでていますね。ちなみに、団子の形は丸型と楕円型と混在しているようです。
沖縄の月見団子
ウギャアアアアア!!
なんともショッキングな見た目。フキャギという名前だそうです。名前もすごいですね。
こちらは、団子に小豆をまぶしています!魔除けの効果があるとかないとか。
東北・長野の月見団子
どうやら、お萩をお供えする地域が多いようです。もはや、月見団子ですらないんですね。
あまり、東北の方ではお月見が盛んではないという話もありますね。
四国の月見団子
串に刺さったタイプのものが多いようです。高知の一部には、月見団子ではなく柏餅をお供えする地域もあるようです。本当に多種多様ですね。
さて!紹介するのは国内だけじゃありません!次に、アジアの月見団子を見ていきますよ!
アジアのお月見
中国
中国では、お月見の時には月餅をいただきます。有名ですね。
この月餅を満月に見立てて、家族で食べるんだそう。
月餅‥?月の餅?まんまやん!
て思ったそこのアナタ!するどいです!
「お月見」という文化自体、中国からやってきたものだそうですよ。
なので、おっしゃる通りまんまです!
材料は、蓮の実を使った餡、塩漬けのアヒルの卵の黄身や、ごま油などかなり胃もたれしそうラインナップとなっております。けど、それがまた、おいしいんですよねぇ。
月餅を食べてみたい人におすすめ!
横浜中華街の老舗の1品です!
韓国の月見団子
こちらです。
松の葉でくるんで蒸すことから松餅(ソンピョン)と呼ばれています!
これはスギハラ食べたことないです。お味がキニナル・・食べたことある人、コメントとかで感想教えてください!
ベトナムの月見団子
ベトナムでも、月餅を食べます!形が丸いものに加えて、四角い形のものが多いそう。
それから、ベトナムの月見(中秋節)にまつわるエピソードはユニークでおもしろいので、ぜひ気になる人はコチラの「海外のお月見」の記事をご覧ください!
まとめ:これだけ違っても思いは一緒!
というわけで、日本のみならずアジア各地まで月見団子を紹介してきました!
どうでしょうか。どんどん変わり種が出てきておもしろかったのではないでしょうか。
しかし、ここに挙げたものもほんの一例にすぎません。それぞれの地域で、特有の月見団子というものはもっとたくさんあります!
お互いの月見団子について話してみると案外盛り上がるかもしれませんね!
そして、このようにたくさん種類はあれど、お月見に対する根本的な思いはみんな一緒です!
豊作を祈り、また感謝する
ということがお月見の目的です!
同じこと考えているのに、これだけ中身が変わっちゃうなんて、なんというか、いとをかしですね。
そんな日本のこと、スギハラはちょっと好きになりました!
今年の月見は、9月24日(水)だそうです。
スギハラは、今年はゆったりお月見するつもりです!
毎年、月を見上げるくらいしかしてなかった人も、月見団子を食べて月見を満喫してみてはいかが?
では、今回はこのあたりで!
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